その2 解放コース・養成講座・そして落とし穴
初めてRAS®︎セッションを受けてから数ヶ月後、癌の再再発が発覚しました。
ここからが私の暗黒期(笑)の始まりです。
めぐみさんに相談しましたが、返ってきたのは、「癌は、本当の自分自身で生きていない、という体からのメッセージですよ」という言葉。
今なら、そうだよね〜、と言えるけれど、当時の私には「本当の自分って何よ⁉︎わかんないよ!」と突き放されたようにも感じられました。
じゃあRAS®︎でその、本当の自分ってものが見つかるの?と。
そこで、全39セッションからなる解放コースを受けることを決意しました。
解放コースについては、初めてセッションを受けた時にも勧められてはいたのですが、費用と距離の問題もあり、その時はお断りしていたものです。
費用はともかく、距離はどうにもならない。
その点も、自宅から通える範囲でセッションを提供してくださる、別のインストラクターさんを紹介していただきました。
癌をどうにかしたい、その一心でした。
こうして解放コースを受け、その後、ファシリテーターの養成講座も受講することに。
晴れてRAS®︎ファシリテーターになったわけですが、正直、これで何か大きく変わった、ということはなかったです。
セッションを受けた後は、気持ちはスッキリしているし、回を重ねていく内に、右脳優位になってきたのか、日付と曜日の感覚が曖昧になったりはしたけれど、それだけ。
合間に受けたフリーセッションでは、確かにその時悩まされていたイライラから解放されていたので、RAS®︎ に対する不信感というものはありませんでした。
セッション後のスッキリした気持ちや、右脳優位の現象にしがみつき、RAS ®︎を受けているんだからきっと大丈夫!と思い込もうとしていたのだと思います。
ここに、私のはまった落とし穴がありました。
「RAS®︎さえ受けていればOK」という穴です。
RAS®︎は、Release and Awakening System の略です。
“RAS” の “A” は Awakening(目覚め)の “A” 。
セッションは、あくまでも自分が目を逸らしていた自分自身を映し出してくれる鏡なのです。
そこに映った姿を受け入れて、本来の自分を目覚めさせるのは、自分自身である、ということに気づいていませんでした。
セッションを受ければ、自動的にいい方に変わっていくはず、という、横着な態度でいて、変化が訪れるわけがないのでした。
目覚まし時計をセットしてあっても、瞼を開けて、ベッドから出る気合いを入れるのは自分自身ですものね💦
では、私の受けた解放コースや養成講座は無駄だったのか?
RAS®︎セッションで解放した「信じ込み」は、自覚がなくても、その時にはわからなくても、きちんと解放されています。
「信じ込み」は、未消化の感情を押し込めて固く封をした箱のようなものです。
当時の私は、セッションで封を解いたのに、後は自分で消化するだけになった未消化の感情をほったらかしていた状態でした。
解放コースや養成講座で受けたセッションの効果は、結構な時間差で、後にドカンと大きな解放を私に齎しました。
その3に続きます。
0コメント